引出物には木のお皿・器｜ubdy（ウブディ） |
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「まっちゃん」との出会い
『ubdy』は2004年、1人のバリ人との出会いから始まりました。
その子の名前は「マディ」。「まっちゃん」と呼んでいます。 「まっちゃん」はインドネシアバリ島のウブドという村出身の男の子です。 家計が貧しく、日本には出稼ぎに来ており現在も日本で働いています。 『ubdy』の木のお皿や器は「まっちゃん」の実家と近所の木彫り職人たちが作っています。 まっちゃんは気が優しく、ギャグも通じるし、礼儀正しいバリ人で、 僕と顔がそっくりだというのもありすぐに親しくなりました。 ある日、まっちゃんとバリ島に行くことになりました。 (その時は自分が雑貨屋をやるなんて夢にも思っていませんでしたが。。) でも10年ほど前、新婚旅行でバリ島ウブドを訪れて以来 いつかはこんな可愛い雑貨を嫁と一緒に仕入れて商売ができたらいいな〜。 とは当時から思っていました。 まっちゃんの家は木彫り彫刻で生計を立てている家でした。 2メートルくらいある大きな大きな馬や観音像などを作っており主にヨーロッパに輸出をしています。 まっちゃんのお兄ちゃんワヤンが社長で切り盛りしていました。 またこのファミリーがbig welcomeしてくれ、気さくですぐに好きなってしまいました。
ubdy のはじまり
よく話を聞いていくうちに輸出している商社がバリ島にあり、その商社に物を納めているらしく、
びっくりしたのが、その工賃、これだけやってこの値段かよ。。アンビリーバブル！！安すぎます。 こっちの人は労力を苦にしない精神が根付いているようで、 のんびりですが、とてもよく頑張ります。 ただバリ島に木彫り職人はたくさんいます。故に受けられへんねんやったら他出すわ〜 というノリなので、その仕事にしがみつくしかありません。 しかも入金のサイクルが非常に悪く、資金繰りが大変そうです。 深く知っていくうちに商社にいいようにやられているのを垣間見、そんなんだったら、 その高い技術をもっと生かす方法を考えようと、 日本のマーケットに売れる物を考えることにしました。。 フェアトレードと呼べるかどうかわかりませんが、 僕にそんな精神が芽生え『ubdy』をはじめました。 前々から、僕自身、消費者、メーカー、販売店の流通すべてと そして地球の全てが喜ぶことのできる自社商品の開発がしたいと考えていたのでぴったりときました。
やさしい手作りの木のお皿や器を作ろう。
何の迷いもなくアイデアが湧きました。そして日本へ帰り紙粘土でデザインを起こしました。 それを送り、試作を作ってもらいましたが、いきなりはうまくいかず、 なんか違う。。じゃあ行って説明したほうが早いはと思い、再びバリへ。。 何度もこのようなこと繰り返し、コミュニケーションを重ねていきました。 この時木彫りのお手伝い兼通訳をお願いしていたのが、 現在マネージャーのコミンです。 彼はとても繊細で日本語も上手で、気持ちが日本人と同じです。 故に僕の言っていることや気持ちをとても理解してくれ、 ワヤンやスタッフに伝えてくれました。彼の存在が非常に大きかった。 僕の気持ちや作りたいものを一番よくわかってくれているので、 3年ほどで、ようやく理想形に近付いてきました。 それからいざ販売してみようと2006年インターネットで販売を開始しましたが、 うまく伝わらず、2009年3月手づくり市に出店したのをきっかけに 対面販売に力を入れるようになりました。 実物を見ていただくことでようやくubdyを理解していただけ、 その後たくさんの方にご使用いただけるまでになりました。 2010年7月ゼクシィの「自信を持って送りたい引出物26」に選ばれて以来、 引き出物やギフトとしての注文が多くいただけるようになり、 安定した仕事を現地に提供できるようにもなってまいりました。 現地の人々に対する新規事業提供により、 収入の安定・収益性向上〜村自体の経済循環の改善を目指し、 生産者・購入者・提供者全てが幸せになれるよう日々邁進しております。 また国内の環境イベント等でマイディッシュ・マイカトラリーの持参を呼び掛け、 地球環境問題に少しでも貢献していきたいと考えております。 2016年3月にはubdyの「社会性」「商品性」に加えて、 商品・サービスに付随する「ストーリー・仕組み」が評価され、 ソーシャルプロダクツ・アワード2016にて 「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞する事ができました。 手に取った人が、木のぬくもりとウブドの穏やかなヒトや時間を感じ、 やさしい気持ちになってもらえたらうれしい限りです。 ubdy 渡木誠＆れいこ |
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